「黒い画面」は一度も自分で操作しなくてOK。日本語でお願いするだけで、AIが準備から動画づくりまで進めてくれる時代になりました。この記事では、何も知らない状態から最初の1本が完成するまでを、順番どおりにやさしく案内します。
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動画づくりが「AIとの会話」で終わる時代がやってきた
「AIで動画を作ってみたい。でも、どのツールを使えばいいのか分からないし、設定が難しそう」。そう感じて、最初の一歩を踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか。
実は、海外ではいま、動画づくりのやり方そのものが変わり始めています。これまでは、画像を作るサイト、動画を作るサイト、音声を作るサイトをそれぞれ行ったり来たりするのが当たり前でした。海外の掲示板Redditでは、SNS向けの動画を請け負うクリエイターが「3つの動画・画像ツールを行き来するのにうんざりしていた」と書き込み、AIとの会話だけで動画を作れる仕組みに乗り換えたと話題になりました。
その中心にあるのが、今回ご紹介する2つのツールです。文章で指示を出すと作業を代わりに進めてくれるAI「Claude Code(クロードコード)」と、世界中の動画生成AIをまとめて使える動画制作サービス「Higgsfield(ヒッグスフィールド)」です。
この2つをつなげると、「夜の雨が降る路地を、ネオンが照らす5秒の動画を作って」と日本語でお願いするだけで、AIが動画を作り、完成品を手元に届けてくれます。プログラミングの知識は必要ありません。準備に必要な操作も、ほとんどAIが代わりにやってくれます。
この記事では、2026年10月時点の公式情報と海外の解説記事を複数照らし合わせたうえで、次の3つのポイントに沿って解説します。
- 1つ目:始める前にそろえるものと、かかる費用
- 2つ目:インストールから最初の動画完成までの全手順
- 3つ目:失敗せず、ムダなお金を使わないためのコツと具体例
まずは4つの言葉だけ覚えましょう
難しい言葉はできるだけ使いませんが、この先どうしても出てくる言葉が4つあります。ここだけ先に押さえておくと、手順がぐっと分かりやすくなります。
Claude Code(クロードコード)
Anthropic社が作ったAIアシスタントです。パソコンの中で、ファイル作成やソフトの準備などの作業を、あなたの代わりに実行してくれる「働き者の助手」のような存在です。
Higgsfield(ヒッグスフィールド)
Seedance、Kling、Veoなど30種類以上の画像・動画生成AIを、1つのアカウントで使い分けられるサービスです。動画づくりの「スタジオ」だと考えてください。
ターミナル
文字を打ち込んでパソコンに命令する画面のことです。いわゆる「黒い画面」です。この記事では、コピーして貼り付けるだけで済むようにしています。
CLI(シーエルアイ)とクレジット
CLIはターミナルから操作するための道具のことです。クレジットはHiggsfieldの中で使う「動画づくり用のポイント」で、生成するたびに消費されます。
ポイント1:始める前にそろえるものと、かかる費用
最初に確認しておきたいのが、2つのツールはどちらも無料プランでは今回の使い方ができないという点です。ここを知らずに始めると、途中で「使えない」と止まってしまうので注意してください。
Claude Codeの公式ドキュメントによると、Claude Codeを使うには有料のProプラン以上が必要で、無料プランには含まれていません。また、Higgsfieldの公式ヘルプでも、AIアシスタントと連携するには有料プランへの加入が必要だと明記されています。
| 必要なもの | おすすめの始め方 | 費用の目安(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| パソコン | Mac(macOS 13以降)またはWindows 10以降。メモリ4GB以上 | 手持ちのものでOK |
| Claudeの有料プラン | Proプラン(Claude Codeが追加料金なしで使える) | 月20ドル(年払いなら月17ドル相当) |
| Higgsfieldの有料プラン | まずはStarter、動画を多く作るならPlus | Starter:年払いで月19ドル(月270クレジット) Plus:月59ドル、年払いで月47ドル(月1,200クレジット) |
| インターネット環境 | 自宅のWi-Fiなどで十分 | 追加費用なし |
海外の比較記事によると、Starterプランでは高性能モデルの一部(Seedance 2.5など)が使えない点や、使い切れなかったクレジットは翌月に持ち越せない点も押さえておきたいところです。料金やプラン内容は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式の料金ページで最新情報を確認してください。
ここが大事:Webで「使い放題」でもAI経由はクレジットを消費します
Higgsfieldの公式ヘルプによると、Claude CodeなどのAIアシスタントを経由した生成は、プランに関係なく毎回クレジットが引かれます。Webサイト上の「使い放題」や「無料生成」は、AI経由では対象外です。AIに任せる分だけ、クレジットの管理は自分でしっかり行うと覚えておきましょう。
ポイント2:インストールから最初の動画完成までの全手順
いよいよ実際の手順です。全部で8つのステップがありますが、あなたが打ち込む命令はほんの数行だけ。あとはClaude Codeに日本語でお願いするだけで進みます。1つずつ、あわてずに進めていきましょう。
準備編:Claude Codeを使えるようにする
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1
ターミナルを開く
Macの場合は、画面右上の虫めがねマークで「ターミナル」と検索して開きます。Windowsの場合は、スタートメニューで「PowerShell(パワーシェル)」と検索して開きます。管理者として開く必要はありません。
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2
Claude Codeをインストールする
公式ドキュメントで推奨されている方法です。自分のパソコンに合う1行をコピーして、ターミナルに貼り付けてEnterキーを押してください。
Macの場合
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashWindows(PowerShell)の場合
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex終わったら一度ターミナルを閉じて開き直し、claude –version と打ち込みます。数字(バージョン番号)が表示されれば成功です。
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3
動画用のフォルダを作って、Claude Codeを起動する
次の2行を順番に入力します。1行目で「ai-video」という作業用フォルダを作って中に入り、2行目でClaude Codeを起動します。
mkdir ai-video && cd ai-video claude初回はブラウザが開き、Claudeへのログインを求められます。Proプランのアカウントでログインすれば準備完了です。ここから先は、日本語で話しかけるだけになります。
黒い画面がどうしても苦手な方へ
公式ドキュメントでは、ターミナルを使わずにClaude Codeを操作できるデスクトップアプリも案内されています。見た目はふつうのチャットアプリに近いので、画面の操作に不安がある方はこちらから始めるのもおすすめです。
連携編:Higgsfieldとつなぐ
ここからが本番です。Higgsfieldの公式ヘルプでは、Claude Codeとの連携は「Claude Code自身に専用ツールを入れてもらう」方法が案内されています。つまり、あなたは決まった文章を貼り付けるだけで、あとはAIが準備してくれるのです。
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4
準備をClaude Codeにお願いする
公式ヘルプで案内されている依頼文を、日本語にしたものです。そのままClaude Codeに貼り付けて送ってください。
ここから画像や動画を生成できるように、Higgsfieldをセットアップしてください。 1. npm i -g @higgsfield/cli を実行してCLIをインストール 2. higgsfield auth login を実行して、開いたブラウザでログイン 3. npx skills add higgsfield-ai/skills を実行して関連スキルを追加 終わったら教えてください。途中で「この命令を実行してもいいですか」と確認されたら、内容を見てから許可します。もしパソコンに必要なソフト(Node.jsなど)が入っていないと言われた場合も、「入れ方を教えて」とお願いすれば手順を案内してくれます。
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5
ブラウザでHiggsfieldにログインする
手順4の途中でブラウザが開くので、Higgsfieldのアカウントでログインして許可します。APIキー(専用の合言葉のようなもの)を自分で用意する必要はありません。
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6
つながったか確認する
公式ヘルプで紹介されている確認方法です。次のように聞いてみましょう。
今のHiggsfieldのクレジット残高を教えて残高の数字が返ってくれば、連携は成功です。
制作編:最初の1本を作る
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7
「お金のルール」を先に伝える
これが初心者にとって一番大切な一言です。Higgsfieldの公式ガイドでも、作業の最初にこの指示を出すよう勧めています。
何かを生成する前に、必ず消費クレジットを教えて、私がOKと言うまで待ってください。 -
8
作りたい動画をお願いする
公式ガイドで最初の例として紹介されている内容を、日本語にアレンジしたものです。
Seedance 2.0を使って、5秒の映画のような動画を作ってください。 夜のネオンに照らされた東京の路地、雨で濡れた道、 1人の人物がカメラから遠ざかって歩いていく、引きの映像。クレジットの見積もりが表示されたら、納得してから「OK」と返します。動画の生成には、短いもので30秒から数分ほどかかります。完成した動画は、Higgsfieldのサイトの「Assets(作品置き場)」にも自動で保存されます。
ここまでで、あなたの最初のAI動画が完成です。自分で打ち込んだ命令は、インストールと起動のたった数行だけだったことに気づいたでしょうか。これが「AIに作業を任せる」という新しい動画づくりの姿です。
ポイント3:失敗しない、ムダにしないための5つのコツ
海外の利用者の声や解説記事を調べると、初心者がつまずくポイントはほぼ共通しています。次の5つを意識するだけで、クレジットのムダづかいを大きく減らせます。
- 1つ目:使うAIモデルの名前を指定する。指定しないとAIが自動で選ぶため、思ったより高いモデルが使われることがあると海外の記事でも指摘されています。
- 2つ目:最初は短く、画質も控えめにする。消費クレジットは、モデル・長さ・画質で変わります。まず5秒程度で試し、気に入ってから長くしましょう。
- 3つ目:「見積もり→OK→生成」の流れを毎回守る。公式ヘルプによると、1回の作業で使うクレジットに上限を設ける機能はありません。会話の中のルールが唯一のブレーキです。
- 4つ目:同時にたくさん頼みすぎない。プランごとに同時に作れる本数に上限があり、超えると「順番待ち」になります。
- 5つ目:場面・動き・カメラの3点を伝える。「どこで」「何がどう動くか」「カメラはどこから撮るか」をそろえると、イメージどおりの動画になりやすくなります。
具体例:海外で紹介されたクレジットの使い方
「実際どれくらいクレジットを使うの?」という疑問に答える、分かりやすい例があります。Higgsfieldが2026年8月に公開したガイドでは、Claudeと連携して「話すキャラクター」の動画を4本シリーズで作る場合の内訳が紹介されています。
| 作業の内容 | 消費クレジットの目安 |
|---|---|
| キャラクターの画像づくり(1枚あたり) | 約0.125 |
| キャラクターの顔を覚えさせる学習(最初の1回だけ) | 25 |
| セリフ音声の生成(台本1本あたり) | 約1.3〜2.3 |
| 話す動画(Seedance 2.5、14秒、720p)1本 | 約91 |
| 4本シリーズの合計 | 約400 |
この表から分かるのは、画像はとても安く、動画が費用の大部分を占めるということです。ですから、まず画像で構図や雰囲気をしっかり固めてから動画にする、という順番がおすすめです。Plusプランの月1,200クレジットなら、このシリーズを月に3本ほど作れる計算になります。
海外ではこんな使い方も広がっています
海外の解説記事では、ほかにも次のような活用例が紹介されています。どれも「AIに会話で頼む」という同じ流れの延長にあります。
商品ページから広告動画へ
Redditでは、商品ページのURLを渡してから約4分で、口コミ風の広告動画が完成したという報告が共有されました。
1つの指示で素材一式
海外のYouTubeチャンネルでは、Claudeへの1回の依頼から、新商品の発表用の画像や動画をまとめて作る様子が紹介されています。
困ったときの早見表
| よくある困りごと | 解決のヒント |
|---|---|
| claudeと打っても「見つからない」と出る | ターミナルを一度閉じて開き直します。それでもだめなら、公式ドキュメントのトラブル対処ページを確認しましょう。 |
| Windowsで「irmが認識されない」と出る | PowerShellではなくコマンドプロンプトを開いている状態です。PowerShellを開き直してください。 |
| 残高を聞いても数字が返ってこない | ログインが切れている可能性があります。「Higgsfieldにもう一度ログインして」とお願いしましょう。 |
| 「同時に生成できる上限です」と出る | プランの同時生成数を超えています。いま作っている動画が終わるのを待ってから次を頼みましょう。 |
| 完成したはずの動画が見当たらない | 公式ヘルプによると、作品置き場への反映は完了から60秒ほどかかることがあります。少し待ってから確認してください。 |
まとめ:最初の1本は、思っているよりずっと近くにある
プログラミングができなくても、動画編集の経験がなくても、いまは「やりたいことを日本語で伝える力」さえあれば、AI動画を作れる時代です。Claude Codeが作業の段取りを引き受け、Higgsfieldが世界トップクラスの動画生成AIを貸してくれる。この組み合わせは、個人クリエイターにとって心強い制作チームそのものです。
- Claude Codeは有料のProプラン以上、Higgsfieldも有料プランへの加入が必要です
- 自分で打つ命令はインストールと起動の数行だけ。連携の準備はClaude Codeが進めてくれます
- AI経由の生成は毎回クレジットを消費するため、「見積もりを出してから待つ」ルールを最初に伝えます
- モデル名を指定し、短い動画から試すのがムダを減らす近道です
- 画像で雰囲気を固めてから動画にすると、費用を大きく抑えられます
今日できることは、たった1つです。まずはClaude Codeをインストールして、「こんにちは」と話しかけてみてください。そして準備ができたら、頭の中にある「いつか作ってみたかった映像」を、そのまま言葉にして伝えてみましょう。画面の向こうで、あなたのアイデアが動き出す瞬間は、きっと忘れられない体験になるはずです。
※料金・プラン内容・連携方法は2026年10月時点の公開情報にもとづいています。サービスの内容は変更されることがあるため、ご利用前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。




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