Notionテンプレート販売は今からでも遅くない?海外で月数百万円稼ぐセラーの共通点

AI副業

AI分析レポート|AI初心者向け

Notionテンプレート販売は今からでも遅くないのか。海外で月数百万円を稼ぐセラーの共通点と、まだ見落とされている市場

「もう売る人が多すぎるのでは」と感じている方へ。海外のトップセラーの公開データをもとに、稼げる人に共通するパターンと、2026年だからこそ空いている入り口を、やさしく解説します。

はじめに:その「もう遅い」は、半分だけ正しい

Notion(ノーション)のテンプレートを売って稼ぐ。そんな話を聞いたことがある方は多いと思います。一方で「今から始めても、もう遅いのでは」と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、その不安は半分だけ正しいです。海外の大きな販売サイトでは、よくある「タスク管理」「目標管理」のテンプレートがあふれていて、そこに同じようなものを出しても埋もれてしまいます。

ところが、特定の仕事や悩みにしぼった分野や、2026年に広がったAI機能と組み合わせた分野には、まだ売り手が少ない「空き地」が残っています。この記事では、海外で大きく稼いでいるセラーの数字と共通点をひもときながら、その空き地の見つけ方を紹介します。

なお、金額は分かりやすさのため、1ドル=150円で円に換算した目安です。

そもそもNotionテンプレートとは?

Notionは、メモ、タスク管理、データベース(情報を表のように整理して保存するしくみ)などを1つにまとめられる仕事用アプリです。自由度が高いぶん、ゼロから自分に合う形を作るのはけっこう大変です。

そこで登場するのがテンプレートです。テンプレートとは、すでに組み立て済みの「ひな形」のことで、買った人はボタン1つで自分のNotionにコピーしてすぐ使えます。家計簿、動画の企画管理、顧客リストなど、種類はさまざまです。

一度作れば何度でも販売できるので、在庫を持たずに売れる「デジタル商品」として海外で人気が広がりました。

海外トップセラーの実績を数字で見る

まずは、本人が公開している数字や、複数のメディアで確認できる数字を整理します。

セラー 公開されている実績 円換算の目安
Thomas Frank(米国のYouTuber) 2022年の1年間でテンプレート売上100万ドル超。うち主力のUltimate Brainが76万ドル 年間約1億5000万円
同上(その後) 約2年で2つのテンプレートの売上が210万ドル。テンプレート売上は平均で月12万ドル前後 月約1800万円
Easlo(シンガポール出身の作り手) 累計50万ドル以上。2022年秋には月2万ドル程度の売上が続いたと紹介されている 月約300万円
小規模ショップの例 商品16点だけで約3年に40万ドル近く、平均で月1万1000ドル程度 月約165万円

Thomas Frank氏は2023年2月にX(旧Twitter)で、2022年1月から12月の1年で100万ドルを売り上げたことを、商品ごとの内訳つきで公開しています。また、海外の起業家インタビューサイトStarter Storyでは、約2年で210万ドル、テンプレート売上は月12万ドル前後と本人が語っています。

Easlo(本名Jason Chin)氏については、Kajabiのブログなどで累計50万ドル超と紹介されています。ただし、メディアによって「年間」「累計」の書き方が違うため、この記事では控えめな「累計50万ドル以上」として扱います。

ここは冷静に:これらはごく一部の成功者の数字です。海外の分析記事では、継続して作り続けた多くの人の現実的な売上は月0〜3000ドル程度とされ、テンプレート1つを置いただけで集客をしない人は、ほとんど売れないと指摘されています。

稼ぐセラーに共通する3つのポイント

数字の裏にある「やり方」を見ていくと、共通点がはっきり見えてきます。

1つ目:「1つの悩み」にしぼった商品が売上を支えている

意外なことに、売上を支えているのは「人生のすべてを管理する」ような大作ではありません。海外メディアGrey Journalの分析によると、Easlo氏の売上のおよそ半分は、20ドルの手帳テンプレートと40ドルの家計管理テンプレートが占めていて、130ドルの目玉商品ではなかったとされています。

理由は買う人の気持ちにあります。「人生をNotionで整えたい」と思って目覚める人はいません。「先月の請求書が見つからない」「投稿の予定がバラバラ」といった、目の前の困りごとがあるから買うのです。困りごとがはっきりしているほど、買うまでの迷いが短くなります。

Thomas Frank氏の最初の商品も、YouTuber向けの企画管理テンプレート「Creator’s Companion」でした。自分自身が動画づくりで使っていた仕組みを商品にしたのが出発点です。

2つ目:無料で教えて、信頼を積み上げてから売っている

トップセラーは、いきなり商品を売っていません。まず無料で役立つ情報を配り、「この人から買いたい」と思ってもらう流れを作っています。

  • ✓Thomas Frank氏は、Notionの使い方だけを教える2つ目のYouTubeチャンネルを運営。テンプレート売上の主な流入元は、登録者数の多いメインチャンネルではなく、この専門チャンネルでした。
  • ✓Ultimate Brain発売時は、事前に集めた3201人の待機リストにメールを送り、開封率81%、発売1か月で8万8241ドルを売り上げました。
  • ✓Easlo氏はXで無料テンプレートや使い方のコツを発信し続け、そこから有料商品へつなげる形で成長しました。

「見る人の数が多い」ことより、「その分野に本気で関心がある人が集まっている」ことのほうが売上につながる。これが大きな教訓です。

3つ目:まとめ売りと、売り場の手数料まで考えている

Thomas Frank氏は、2つのテンプレートをセットにした「バンドル(まとめ売り)」が、単品より3対1の割合でよく売れ、1回あたりの購入金額も大きく上がったと公開しています。

また、売る場所によって手数料が変わる点も見逃せません。売上が大きくなるほど、この差は無視できなくなります。

販売サイト 手数料の目安(海外メディアの整理より)
Notion公式マーケットプレイス 売上の10%+1件0.40ドル
Gumroad 売上の10%+1件0.50ドル
Etsy 出品料0.20ドル+取引手数料6.5%
Payhip(無料プラン) 売上の5%

手数料は変更されることがあるため、出品前に各サイトの最新情報を必ず確認してください。

2026年の盲点:まだ売り手が少ない2つの市場

ここからが本題です。「もう遅い」と感じる理由は、よくある分野に目が向いているからです。視点を少しずらすと、景色が変わります。

盲点その1:職業・場面にしぼった「超専門テンプレート」

海外の分析サイトKupkaikeによると、EtsyでNotionテンプレートを検索すると5万件以上が並び、上位にはレビュー1000件超の商品もあります。汎用的な分野は、すでに成熟した市場です。

一方で、同じ記事は「個人で開業している言語聴覚士向け」のような職業特化テンプレートには、売り手がほんの数人しかいないと指摘しています。「生産性アップ」ではなく、「〇〇という仕事の人の、△△という作業」まで絞り込むのがポイントです。

さらに同記事では、画像検索SNSのPinterest(ピンタレスト)が、まだ十分に使われていない集客ルートだとしています。Pinterestの投稿は、検索エンジンのように長く見られ続ける性質があるためです。

盲点その2:AIエージェントと組み合わせたテンプレート

2026年のいちばん大きな変化はここです。Notionは2026年2月24日に「Custom Agents」という機能を公開しました。

AIエージェントとは、指示を出しておくと、決まったタイミングで自動的に仕事を進めてくれるAIのことです。たとえば「メールが届いたら内容を整理して表に追加する」といった作業を、24時間まかせられます。Notionの公式発表では、先行テストの段階で2万1000以上のエージェントが作られたそうです。

実際にNotion公式マーケットプレイスには、AIエージェント用の指示書をまとめたテンプレートが登場しており、100件以上の評価を集めているものもあります。「データベースのひな形」だけでなく、「AIにどう働いてもらうか」までセットにしたテンプレートは、まだ始まったばかりの新しい市場です。

注意点:Custom AgentsはNotionのBusinessプランとEnterpriseプランが対象で、2026年5月4日からは「Notionクレジット」という追加料金で動く仕組みになっています。買う人がどのプランを使っているかを想定し、商品説明にはっきり書いておくことが大切です。

具体例:AI初心者が最初の1つを作るまでの流れ

ここでは、たとえば「個人で英会話教室を開いている先生」向けのテンプレートを作る場合を想定して、流れを紹介します。

  1. 1

    困りごとを1つに決める

    「生徒ごとの進み具合と月謝の支払いが、別々のメモに散らばっている」など、具体的な悩みを1つ選びます。自分や知り合いの実体験があると強いです。

  2. 2

    AIに設計を手伝ってもらう

    ClaudeなどのAIに「英会話教室の先生が、生徒・授業記録・月謝を管理するNotionのデータベース構成を考えて」と頼むと、項目の案を出してくれます。それをもとに自分で組み立てます。

  3. 3

    AIエージェント用の指示書を付ける

    「毎週金曜に、支払いが済んでいない生徒の一覧を作る」といった指示の例文を添えると、他の商品との違いが生まれます。

  4. 4

    無料版を先に配る

    機能をしぼった無料版を公開し、使い方をブログやSNSで紹介します。反応を見ながら改善し、有料版への関心を育てます。

  5. 5

    有料版と、まとめ売りを用意する

    単品に加え、「生徒管理+教材管理」のようなセット商品を作ります。発売後しばらくは質問に丁寧に答え、つまずく箇所を直していきます。

ちなみにThomas Frank氏は、Ultimate Brain発売後の最初の1か月、1日8時間ほど自分で問い合わせ対応をしたと紹介されています。お客さんの声から「どこでつまずくか」を学び、商品を磨いたことが、長く売れる土台になったわけです。

現実的な収益の目安

海外の分析記事で紹介されている、ゼロから始めた場合の目安です。あくまで一例で、努力や分野によって大きく変わります。

1〜2か月目

分野を決めて3〜5個のテンプレートを出品

月0〜200ドル

3〜6か月目

検索や口コミからの流入が増え始める

月200〜800ドル

7〜12か月目

商品10〜15個、レビューやメールリストが育つ

月800〜2500ドル

月数百万円のセラーも、最初はこの地道な段階を通っています。大切なのは、最初の数か月で結果が出なくても、分野をしぼったまま改善を続けることです。

始める前に知っておきたい注意点

  • !海外の成功例の金額は、発信力のある一部の人の数字です。同じ結果を約束するものではありません。
  • !他の人のテンプレートをまねて売るのは避けましょう。自分の経験から生まれた仕組みこそが価値になります。
  • !Notionの機能や料金は更新が早いため、商品説明と中身は定期的に見直しましょう。
  • !売上が出たら、税金の扱いも確認しておくと安心です。
まとめ:遅いのは「広い分野」、早いのは「深い分野」
  • ▶海外トップセラーは、年間1億円超や月数百万円規模の売上を公開している
  • ▶共通点は、1つの悩みにしぼる、無料で信頼を積む、まとめ売りと売り場を工夫する、の3つ
  • ▶汎用テンプレートは混み合っているが、職業特化の分野にはまだ空きがある
  • ▶2026年に登場したAIエージェント機能と組み合わせたテンプレートは、始まったばかりの新市場
  • ▶AIを設計の相棒にすれば、初心者でも最初の1つを作るハードルはぐっと下がる

「今からでは遅い」のではなく、「今だからこそ、狙う場所を変えればチャンスがある」。まずは身近な誰かの困りごとを1つ思い浮かべるところから、始めてみてはいかがでしょうか。

参考にした情報

本記事の金額は各ソース公開時点の情報で、円換算は1ドル=150円の目安です。

コメント